油性ボールペン『スーパーグリップG オーシャンプラスチック』発売

国内初 海洋プラスチックごみからリサイクルした再生樹脂を使用したボールペン
油性ボールペン『スーパーグリップG オーシャンプラスチック』発売
海洋プラスチックごみ・マイクロプラスチック削減のための新たな試み

今回発売する油性ボールペン『スーパーグリップG オーシャンプラスチック』は、ボディの一部に海洋プラスチックごみからリサイクルした再生樹脂を使用しており、加えてその他の部分についてもリサイクル素材を使用することにより、エコマーク認定商品及びグリーン購入法適合商品としております。ベースとなる『スーパーグリップG ノック式』は当社の油性ボールペンの定番商品であり、グリップ感と書き味が際立つ、細軸、軽量ボディが特長の幅広い層に支持をいただいている商品です。当社はテラサイクルが日本国内で回収した海洋プラスチックごみからリサイクルした再生樹脂を、国内で初めて筆記具素材として使用することで、海洋プラスチックごみ由来のリサイクル素材の活用を広げ、流通を促進し、その回収の推進及び削減に協力してまいります。

海洋プラスチックごみとは

使用済みのビニール袋やペットボトル、使い捨て容器などプラスチック製品が適切に廃棄処理されないことで、風や雨などにより河川や海に流れ込み、海洋プラスチックごみとなります。海洋プラスチックごみは時間が経つにつれて劣化し、次第に小さくなりますが、自然分解することはなく、微細な小片となり海中を漂います。 5ミリ以下のものはマイクロプラスチックと呼ばれ、世界中の海に広がるこのマイクロプラスチックによる海洋汚染は、生態系への悪影響が懸念されています。

テラサイクル(TerraCycle)について

2001年米国ニュージャージー州にてトム・ザッキー氏により創業された企業。「捨てるという概念を捨てよう」という理念のもと、世界20以上の国と地域で様々なリサイクルプログラムを実施しています。使用済みハブラシや製品空き容器など今までリサイクル不可能と思われてきたモノを回収し、リサイクルすることで、ゴミ問題への解決策をグローバルに提供しています。

当社の環境への取り組みについて

当社は、環境負荷低減と循環型社会の実現へ向け、これまでも製品を通じてリユース、リサイクル等、資源の再利用を推進することで、限りある資源の有効活用に取り組んでまいりました。加えて2020年4月よりテラサイクルと協働し、社内で使用済みの筆記具を回収してリサイクルするプログラムを実施し、筆記具の廃棄量削減を通じたプラスチックごみ問題に対する取り組みも進めております。また同時期に欧州市場においても、海洋プラスチックごみ(ペットボトル)からリサイクルした再生樹脂を使用した油性及びゲルインキボールペン「B2P(Bottle to Pen)」シリーズの発売を予定しており、海洋プラスチックごみ削減への取り組みは当社グループの活動として世界的に広がりをみせております。当社は、「書く、を支える。」企業として、企業活動を通じて環境に与える負荷を可能な限り低減し、地球環境の保護に配慮することを重要な経営課題の一つと位置づけ、循環型社会の実現に向けた取り組みを更に強化してまいります。

主な特長

①ボディの一部に日本国内で回収された海洋プラスチックごみからリサイクルされた、再生樹脂を使用しています。その他のパーツにもリサイクル材を使用することにより、消耗部分を除いた全プラスチック重量中の74%に再生材を使用したエコロジー商品です。(エコマーク認定商品・グリーン購入法適合商品)

② ベースとなる『スーパーグリップG ノック式』は当社の油性ボールペンの定番商品であり、グリップ感と書き味が際立つ、細軸、軽量ボディが特長の幅広い層にお使いいただいている商品です。グリップ部に格子状のスリットを入れた”グリッドグリップ”を採用することで、筆記の際の指の動きをしっかり捉え、握りの強弱にかかわらずしっかりペンをホールドできるため、力の弱い人でも安定した筆記ができます。また、”グリッドグリップ”でペン先近くまで覆うことで、持ち方や持つ位置にかかわらず握りやすいデザインとしております。