株式会社サスティーンの成田聡雨でございます。
今朝の浜松町は晴天で曇ひとつなく穏やかな天気で、温かい朝となりました。
本日は大切なクライアント様の訪問と管理社員の面談のため関西へ出張となります。
明日は午前中から心斎橋で活動いたします。
午後には京都を経由して、新幹線で東京へ戻り、時間的に可能であればお誘いをいただいております「リファラル採用のセミナー」への参加のためHoops Link Tokyoへ向かう予定でございます。
いよいよ明日、2020年2月6日で法人設立12周年になりますので、気持ちを引き締めて、今回の出張も挑んで参りたいと思います。
さて、タイトルの「需要と供給(Supply and demand)」ですが、
先日あるニュースで、暖冬のため育ちすぎた大根や白菜を大量に廃棄しているという報道がございました。
(やっぱり今年は温かいようです)
素人目線ながら、格安で販売すれば売れるんではないかと思ってしまうのですが、暖冬で鍋料理の機会が少ない日常なのか、例年に比べてニーズが極端に少なく、安くても売れないようです。
またお安く販売しすぎると利益が薄利となり、出荷にかかる段ボールやガムテープなどの資材代にもならないようで、やむ得ず廃棄しているようでございました。
そういえば、昨年大ブームを巻き起こしたタピオカの数トンにもなる過剰在庫を、ある会社の社長様と数人のスタッフが一丸となって、いわゆる「食品ロス」を解決するため、タピオカの販売先を見つけようとしているテレビを拝見しましたが(たしか『ガイアの夜明け』だったと思います)、つい力をいれて見入ってしまいました。
一般的には、厳しい寒さや大雪に比べると、暖かい冬は過ごしやすさを連想することが多い中、
また野菜の収穫量が増えることは、悪天候で全く収穫がないことを考えますと喜べる状況かも知れないにも関わらず、
せっかく心を込めて育てた大根や白菜が廃棄される状況を、農家の方々のお立場になって考えますと本当に胸がいたみます。
前述のタピオカと同じような形で、農家の方々の状況が大きく改善されることを心から祈念いたしております。
需要と供給は、よく価格と数量の軸、それに曲線二本で簡単に表現されることも多いですが、きっとそんな簡単なものではないですね。
そもそもあの表は、一時的な、その一瞬の状態であって、市場は常に変化します。(私の勝手な解釈、主観で書き綴っております、申し訳ございません)
今回の暖冬による野菜の廃棄にいたしましても、
「40年も農業をやってきてここまで廃棄が多いのは初めてです」
とコメントされておりましたが
どんな有能なマーチャンダイザー様でも、バイヤー様でも、きっと三ヶ月先の需要すらしっかり把握しずらいのが本音ではないでしょうか。
だからこそ、今、この一瞬、今ある需要に瞬時にこたえる供給力と対応力、それに需要予測が、何よりのバリューチェーン(※1)全体の効率化つながっていくんだと思います。
余談ですが、サスティーンの管理社員のみなさん。
あくまでもサスティーンの営業展開においてのお話ですが、クライアント様からのご要望に応える対応力は、よく耳にする「スピード」とか「正確さ」だけではないと思います。
(あ!これを本日の面談の質問にしようと思います。笑)
ちなみに私の主観ではスピードはとても大切なんですけど
スピードがなくても、クライアント様がサスティーンの窓口とのやり取りに、しっかりとした安心感と信頼があれば
特に必要以上にスピードばかり意識する必要はないと思います。(故意に遅くする必要もありませんが。)
※面談では私の主観以外のご回答をお願いいたしますね、きっと少し考えれば答えは幾つもありますので。笑
私の観察では、クライアント様から、本当に満足いただけている担当は、決して動きの速い人でなく、過去の失敗から学んだ教訓を、今、そして明日に活かせる人だと思います。
さて、東京駅に到着いたしました。
気合い入れて出張、顔晴(ガンバ)って参ります!!
感謝
成田聡雨
(※1)
1985年に経営学の大家とも言えるマイケル・E・ポーター氏がその著書『競争優位の戦略』の中で提唱。
事業を「主活動」と「支援活動」に分類し、どの工程で付加価値(バリュー)を出しているかという分析するためのフレームワーク。
事業を様々な活動に細分化し、そこから事業の競合優位となる自社の強みを把握することで、事業戦略を考える際に有効な考え方。